東京製綱は、年々海外展開を加速させ、国内外問わず、さまざまな
ニーズに応える製品づくりを行っています。
各国での会社立ち上げ時の管理部門立ち上げ、または能力増強に伴う業務改善を担当していました。具体的には会計業務の構築、資金調達、購買・出荷業務の構築、コストダウン策の立案・実行を行っていました。新規子会社の場合、前例がないためマザー工場を参考にして一から自分で考えて実行することが出来る点が醍醐味だと思います。また、海外駐在では特に他部署と緊密なコミュニケーションをとる事が出来るため、気軽に相互の考え方をぶつけ合う事が出来る点も魅力ではないかと思います。
日常会話程度の英語力しかなかったため、海外駐在になった当初は他部署の方に通訳してもらい話していました。しかし、専門的な話になると何時間かけても自分の言いたい事が伝わらず腐心しました。そんな中、思い切って下手な英語で話してみると、自分の言いたい事が伝わるようになった上に信頼関係も構築できたように感じました。海外駐在を通して英語の重要性を知ったと共に、海外には将来ライバルになるであろう優秀な人材がたくさんいることを感じました。
ベトナムの工場で初めて製作する製品に関する試作や、品質向上や生産性向上、コスト削減のための試作実験、ロス削減のための活動を行っていました。ベトナム工場はエレベータロープの量産を前提とした工場であるため、何かを試作する際には、一から準備が必要なものも多く、計画準備段階から、サンプル出荷まで、製造以外のさまざまな業務に携わることができました。製造の全工程においても立会いを行っていたので、日々達成感を感じながら仕事をしていましたね。
ベトナム工場を拡張し、生産量を倍増するプロジェクトに携わったことです。その中でも、今までなかった前工程設備(ワイヤロープになる前の、ワイヤそのものを加工する工程)の新規立ち上げを行ったことが印象に残っています。日本のマザー工場でも未導入の最新設備であり、トラブルが多発しました。これらの設備は一度の稼働で数十トンも生産するものであるため、遅延の影響も大きく、迅速に対応する必要がありましたが、最終的には、増設計画の生産量以上での稼働も実現できました。
※ 登場社員は海外駐在経験者も含みます。