社長挨拶
当社は、ワイヤロープを基幹とする製品とその関連サービスの提供を通じて、安全・安心な社会資本の整備に貢献し、2021年4月には創業135年目に入りました。現在では、ロープに関わる材料技術、プロセス技術、エンジニアリング技術、計測・診断技術を有機的に結び付けた「トータル・ケーブル・テクノロジー」でソリューションを提供することで、各分野において高いプレゼンスを発揮しています。
鋼索鋼線事業、スチールコード事業、国内でのエンジニアリング事業を基盤事業とし、これに成長分野としてCFCC(炭素繊維複合材ケーブル)事業と海外でのエンジニアリング事業を加え、幅広い事業展開を進めています。また、地理的にも日本はもとよりアジア、北米、CISの各地に事業拠点を構え、それぞれの地域でのインフラ整備や経済発展に貢献すべく事業活動を進めています。これらの事業活動の基盤として、SDGs達成に向けた取り組みを重視し、コンプライアンスの徹底とコーポレートガバナンスの強化を並行して進め、社会・環境の持続的発展への貢献を通じて、企業価値の向上に努めてまいります。
「道徳経済合一」の理念を唱えた渋澤栄一翁は当社創業者の一人です。当社は、その「共存共栄」の考え方を社是とし、自社の利益追求のみに終始しない経営を旨としてまいりました。今後も高品質な製品・サービスそしてソリューションの提供を通じて社会に貢献し、従業員、お客様、地域の皆様、株主の皆様など全てのステークホルダーの皆様と共に歩んでまいります。
皆様におかれましては、今後とも一層のご支援、ご鞭撻をお願い申し上げます。