TSガードフェンス(青森県むつ市)
TSガードフェンスが設置された青森県むつ市・二枚橋地内の道路は、別名「むつはまなすライン」と呼ばれる国道275号の一部で、むつ市街から本州最北端の大間町へ向かう唯一の幹線道路であることから、生活道路、観光道路として重要な役割を担っております。
現在では旧道となり、交通量は減少したものの路線バスの運行経路となっており、安全確保のために落石の懸念がある箇所への対応が検討されました。対象区域には落石のおそれがある岩塊が比較的低い位置に複数点在し、その最大寸法は、「1.0m×1.0m×1.0m」と大きく推定される落石エネルギーは165kJでした。
一般的な落石防護柵では性能が不足していたところ、当社の「TSガードフェンス」は実規模実証実験で可能吸収エネルギーが300kJと確認されていることが、設計会社および発注者である県に評価され、採用されました。
また、支柱の基礎には、大口径の鋼管を採用し、コンクリート基礎を不要することで、道路改良などの工事が不要となり低コスト・短縮納期での施工を実現しました。
発注者 | 青森県 下北地域県民局 | 所在地 | 青森県むつ市大畑町二枚橋 地内 |
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仕様 | TGF-30-300G、延長:70m | 時期 | 2021年12月完工 |
用途 | 落石対策 |