林業・水産用ワイヤロープ
- 林業用ワイヤロープ
- ワイヤロープは伐採した木の集材に使用されてきました。
集材方法は車両を用いる方法, 索道を使用する方法, モノレールを使用する方法等があげられ、東京製綱は索道を使用する集材方法向けにワイヤロープを供給しております。
- また、近年では林業においても機械化が進んでおり、
それらに対応したワイヤロープについても研究・開発しております。
- 水産用ワイヤロープ
- 網で魚を捕獲する方法に対応するための、ワイヤロープの使用方法は多岐にわたります。東京製綱では、様々なユーザーニーズに対応したロープの構成、心綱材、グリース等々ロープの仕様を決め用途毎にワイヤロープを製造しています。
林業に使用されるロープ
支索用 | 6×7、6×P・7 |
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曳索 | 6×19、6×Fi(21)、6×Fi(25) |
支索用
6×7
6×P・7
曳索
6×19
6×Fi(21)
6×Fi(25)
漁業・水産用として主に使用されるロープ
6×24
6×S(24)
6×WS(26)
6×P・WS(26)
6×P・WS(31)
ジンカールロープ
ワイヤおよびワイヤロープは、一般の鋼構造材に対し質量当りの表面積が広いため、腐食影響を受けやすいとされます。これは、ワイヤ、ワイヤロープの機械的特性上やむを得ないことではありますが、腐食環境下で使用される場合には、有効な防食対策が必要となります。
ワイヤロープ製品では、一般防食として亜鉛めっきが採用されていますが、メンテナンスの合理化、作業コストの低減などのため、さらに“優れためっき”の要望が多くなっています。これに応え、当社では亜鉛とアルミニウムを主成分としたZn+Al合金めっきを高度のめっき技術により開発し、これにより得られる高耐食性めっき線を“ジンカール”と名付け、製品化いたしました。
ジンカールの機械的特性
- ワイヤロープ素線としての機械的性質は、亜鉛めっき素線と同等です。
- Zn-Alめっきは、母材との合金層が生成され、めっきの密着性は、亜鉛と同様に強固です。
- Zn-Alめっき層の硬度は亜鉛めっき層、アルミニウムめっき層よりも、高くなっています。
- ジンカール表面は、暗灰色を呈し光沢がありませんが、性能には何等影響はありません。
- ジンカールロープのトヨロック、シングルロック、ソケット止め、アイスプライスなど、端末加工は一般ロープと同様に行なえます。